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グラスルートからのトピックス

 

 ● バラの神秘(バラ科の紹介とその神秘的淵源)   (File No,1364)

 


 

結婚式で定番ともいえる人気の花と言えば
当然バラですよね
ちなみにハナコレランキングの「結婚式によく使われるお花」によると

1位 バラ
2位 ユリ
3位 芍薬(しゃくやく)
4位 トルコキキョウ
5位 チューリップ
6位 ユーチャリス
7位 胡蝶蘭
8位 ひまわり
9位 カーネーション
10位 ガーベラ

と、バラは毎年、1位を維持し、「花の女王」とも言われています。

皆さんは 意外とバラについては「花言葉」くらいしか知らなかったりするものです。

もう少し深くバラを理解して欲しいものです
バラについては、過去に
ダーズンローズとは (File No,1212)
などを紹介してきましたが
もう少し、深く


バラの神秘 (今回)
バラの美容とヒーリング効果 (次回)
と2回に分けて紹介したいと思います。


バラは一般に「花の女王」と言われるにふさわしく
バラを頂点としてバラ科と言われる植物区分を形成しています。
意外と知られていない事で、驚く方も多いのですが
バラ科に属するものとして
日本を象徴するサクラ

さらに、梅と桃、スモモなどもバラ科の植物です。

さらに、驚くなかれ
イチゴやリンゴ、ナシ、プルーン、ビワ、ネクタリン、ラズベリー、ブラックベリー、何とアーモンドもバラ科です

とにかくバラ科のバラエティさには、
「これもそうだったの?」
と、舌を巻くほどです。


ではバラ科は何を共通項としているのか?
というと、表面的には以下です

 ・5弁の花びらを持つ
 ・花びらは、1枚1枚分かれている
 ・おしべが真ん中に、多数ある



つまり、分類のポイントはその遺伝子とその分泌物質。

目に見えるもので判断するならば、

子孫を残すための生殖器官「花」。

そこの形式がどうか?というのが、見極めのポイントです。

 

このバラ科の特性を理解することが、バラの神秘を理解することに繋がります。



●『神聖幾何学』で特別視されるバラ


幾何学とは「数学の分野」のひとつで、図形の性質について研究する分野です。その起源は古代ギリシャ時代、ナイル川の氾濫が起きたあとの測量が産み出した言われています。
その発展に強い影響を与えたのは「ピタゴラス」。彼は今から「2500年以上前の哲学者」ですが、その思想は「現代にも多くの影響を与えて」います。

ピタゴラスの思想は世界のありとあらゆる物質を構成する基本となる宇宙の法則、エネルギーパターンとしての形態学、それが神聖幾何学です。

先に記した通り、バラ科を象徴する5を基礎にする花弁構造でした。この5弁はそれが人に有益で食用である事を示し、(『イメージの博物誌・神聖幾何学』平凡社)、フィボナッチ数列に支配されています。そして、これが黄金分割比率を形成することになります。(※6と8は基本的に鉱物構造、6花弁は薬用、7花弁は有害)


その中で薔薇は、神聖幾何学の中でも「創造」のパターンを強く秘めており、「愛」のエネルギーパターンを持つとされます。

このように神聖視されだけにバラはヒーリング効果も抜群だとされます。

例えば、次のような「バラ吹き」というセッションは

そのことを象徴していると言って良いかもしれません。


●浄化瞑想にも

世界的ヒーラーでもあるアモラ・クアンイン氏によると
プレアデス覚醒への道 光と癒しのワークブック』(太陽出版)の中で、人間は対人関係が大切であり、大きく左右される。そこで、次のように「バラ」を使った浄化法(イメージ法)を紹介しています。
 
「バラは、自分のエネルギーフィールド内から、本来の自分にはそぐわない異質なエネルギーを取り除く力があるといわれています。
最近対立した人や嫌な感情を抱いている人がいれば、その人の顔をバラの花(頭の中でイメージしたバラの花)の上にイメージして、ネガティブなエネルギーがすべてバラに吸収されるのをイメージをします。
そしてそのバラの花を、自分のオーラの外側に移して、イメージごと消し去ります」

(著書より一部紹介)

この「バラ吹き」の方法により、カルマを作らず、エネルギーが中和されるとしています
著書では、より詳細に具体的に方法を示していますので、気になる方がいればぜひ試してみて下さい。

 

最後に1つ紹介したいのが『神曲』です。
「地獄・冥界・ 異界と天国」西東社 山北篤監修によると
神学研究の大家でもあったダンテの『神曲』を紹介する中で、次のように記しています。




ここでは、バラという玉座の光が9つの天球を動かしている・・・

としています。

『神曲』といえば戯曲ですから、その真偽は定かではありませんが、神学家でもあるダンテの構想だと思えばあながち外していないのかもしれません。

いずれにしても、バラを植物界の最高位に位置づける根拠と言ってもよいのかもしれません。

以上、「バラの神秘」と題して神聖幾何学の視点からバラを紹介しました。

私達の身の回りに、高貴なバラがあり。生活を彩ってくれる事に感謝したいものです。

 

最後に、最近のグラスルートで作成したブーケ画像を、一部ですが紹介して終わりたいと思います。どうぞ、ご覧下さい。

 

 

 

 

 

 


 







 

 

 

これより前に作成したブーケについては以下でも紹介しています。ご覧ください。

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