サムシングフォーの由来 |
この習慣の由来は、以下の『マザーグース』(注1)の歌にある。
「なにかひとつ新しいもの、なにかひとつ古いもの、なにかひとつ借りたもの、
なにかひとつ青いもの、」が由来です
欧米でこの歌は親しまれ、この習慣も一般的になっています。
日本でも近年、知られるようになりました。
注1:マザー・グース
(Mother
Goose)
は、英米を中心に親しまれている英語の伝承童謡の総称。イギリス発祥のものが多いが、アメリカ合衆国発祥のものもあり、著名な童謡は特に17世紀の大英帝国の植民地化政策によって世界中に広まっている[1]。600から1000以上の種類があるといわれるマザー・グースは、英米では庶民から貴族まで階級の隔てなく親しまれており、聖書やシェイクスピアと並んで英米人の教養の基礎となっているとも言われている。 |
1930年出版のイラスト
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4つのアイテム |
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何か1つ新しいものを
意味
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新しい人生の第一歩として、未来へ踏み出す
新しいものは、新しい生活へ踏み出す大事な第一歩をあらわします。
ネックレスやドレスやベールなどから下着や靴まで、挙式当日に新しく使用するものならば何でも大丈夫。生花のブーケはまさに新しい何か、です。
これは比較的チョイスしやすいかと思います。
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Something old(サムシング・オールド) |
何か1つ古いものを
意味
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祖先から伝わる経済的安定・豊かさを引き継ぐ
家庭を築くとは、祖先から伝えられたものを受け継ぐという意味でもあります。ですから古ければ何でもよいということではなく、母や祖母から宝石やペンダントなどを譲り受ける、またはお借りする、というのがベストです。 |
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Something Borrow(サムシング・ボロウ) |
何か1つ借りたものを
意味
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幸せな結婚生活を送っている人にあやかる
幸せな結婚生活を送っている親戚や友人との交流を通して、同様に、幸せの巡りをよくするという意味があります。
当然、独身の方ではなく家庭を築き、幸せな家庭を築かれている人がベスト。当日お借りしても良いでしょうが出来れば事前に準備しておきたいものです。 |
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Something Blue(サムシング・ブルー) |
何か1つ青いものを
意味
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青いものは、純潔や清らかさの象徴
青は「青い鳥」が示しているように、幸を呼ぶ色と言われ、特にブライダル関連ではマリッジブルーとうい言葉があるように、「忠実・純潔・信頼」を象徴とされる色でもあります。
欧米では聖母マリアのシンボルカラーとして知られ、目立たない場所につけるのが良いとされており、白いガーターに青いリボン飾りをつけたものを用意するのが一般的です。
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以上、「サムシングフォー」について紹介しました。それぞれに工夫して、楽しみながら準備されて下さい。 |