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グラスルートからのトピックス

 

 ● お花の癒し効果が とんでなくスゴイ    (File No,1345)

 

 


お花があると癒される。誰でも
「なんとなく」
ではあっても、感じている事ですよね

なんだか漠然とした話しではありますが、最近では、その

「お花の癒し効果」

についてシッカリとした実験結果が出てきています。

今回は、そのいくつか紹介したいと思います。

 ● すごい癒し効果

まずはじめに、

千葉大学環境健康フィールドセンター自然セラピープロジェクト(宮崎良文教授)の
調査結果を一部ですが報告致します。

(※ 2017.2.23 みずほ情報総研株式会社 社会政策コンサルティング部より掲載許可あり)

調査は男女約半々の104名に、無臭のバラを用いて以下の項目で実験
主観評価:@POMS短縮版(気分プロフィール検査)
生理指標:@指尖加速度脈波による心拍変動性と脈拍数
その結果が以下


   資料ソースは、下記

 

見事に「活気」は突出し、うつ・怒り・緊張・不安・疲労・混乱
といったマイナス要素は低下しています。

また、心拍変動制を用いた実験では、下図の通り



   資料ソースは、下記

しっかりと、

・交感神経のストレスは緩和
・副交感神経のリラックス性は亢進

されています。

※ 以上、みずほ情報総研が国立大学法人千葉大学環境健康フィールド科学センターより
受託した「花きに対する正しい知識の検証・普及事業」の結果 (実験の様子など、詳しくは → ココ(PDF) )

 

そのほか

■「観葉植物,花,香りが人間に及ぼす生理・
  心理的効果の脳波およびSD法による解析」
   著者:仁科弘重 (愛媛大 農)、中本有美 (愛媛大 大学院)
   資料名:日本建築学会計画系論文集 号:509 ページ:71-75

■ 「森林療法による大学生女子のストレス軽減効果:
   多面的感情状態尺度と唾液アミラーゼ活性による分析」

  
学校保健研究, Vol.49, No, 4 pp. 271-279(2007) 法橋尚宏・福田千秋・谷川佳世

■ 心理的ならびに生理的指標による主として
    ハーブを用いた園芸作業の療法的効果の検証

  著者:嵐田絵美 (千葉大学大学院自然科学研究科)、
     塚越覚 (千葉大学環境健康都市園芸フィールド科学教育研究センター)
     野田勝二 (千葉大学環境健康都市園芸フィールド科学教育研究センター)
     資料名:園芸学研究 巻:6 号:3 ページ:491-496 (J-STAGE)

など、多くの実験データが出ています。

また、環境免疫学研究会 安部浩之氏によると、

 

花自体のもつ周波数帯域が非常に高く

「怒りや混乱や恐怖、不安・・・」

といったマイナス心理を緩和する効果があり、

鑑賞することで色彩心理効果は高まり、鑑賞しなくても周波数同調効果がある。

なぜならば、花や植物の生命力と再生力は、

宇宙→地球のリズムと調和しています。

春夏秋冬への適応力、昼夜、日照時間への光合成活動などの対応力・・・

などですが、そういう意味では、単純に癒される、というよりも

花・植物は、生命体のリズム調整装置とも言えるのです。

 

ということです。

ん~ お花には隠されたスゴイ効果があるんですね~。

 

 ●お花を生活の中に・・・

むつかしいことは別として、

単純に考えても、私達は、衣食住、全て自然の恵みを頂いて毎日の生活

を営んでいます。

ならば、少しでも自然を生活の中に取り込む事で

病気も恐怖も不安も怒りもない

本来の姿に近くなると考えるのは無理な事ではありません。

 

以前、

「お花は贈答品で、自分のために買う事はない」

という人の声を聞いた事があります。

とても残念に思います。

どうぞ、改めて生活の中に

お花や植物を添える気持ちを大切にしてほしいと思います。

そこに、今までになかった、

人の心をおもんばかる優しい気持ち

が芽生えるに違いありません。