● 多肉植物の育て方(ウェディングギフトとして、ひそかな人気) (FilNo,1363)
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多肉植物!簡単に言えば、葉や茎、根に水を蓄える性質をもつ植物の総称です。代表的には、サボテンなどをイメージしてもらえれば良いでしょう。 本来、多肉植物の多くは、砂漠や海岸など乾燥した過酷な環境に自生する性分から水分を多く含むようになりました。
なんと、その種類は、2万種を超えると言われています。 ・水やりの頻度も少なくて育てやすい。 ・水分を多く含むから、プックリとした形が可愛い。 ・種類が豊富なので楽しみが多い。 ・手軽なミニサイズ(手頃な値段)から大型のサイズまで幅が広い ので初心者からコレクターまで幅広い層の人々に愛されている。 などが注目を集めている原因かもしれません。 最近では、ウェディングギフトとしても注目を浴びはじめています。
さて、「多肉植物の育て方」ですが、正確には1種1種それぞれの特性を理解して対応すべきでしょうが、比較的育てやすい多肉植物はザックリと何種類かにタイプ分けして対応すれば大丈夫です。世間では12種類に分類したもの、4種類(夏・冬・春・秋)に分類したもの、3種類(夏・冬・春秋)に分類したものなど様々ですが、まずは2種類のタイプの特性を理解して下さい。
● 夏型の特徴
主な原産地 アメリカ、南アフリカ、東アフリカ、マダガスカル島、地中海沿岸、アラビア半島など 初夏〜秋にかけて成長し、冬になると休眠状態に入ります。 生育適温は約20〜30℃で、初夏〜秋が最適な成長条件です。 夏の日差しを好み、暑い日差しが降り注ぐ中でも元気に育ちます。 ※ただし、暑さに弱い種類もあるので注意が必要です。 代表的な種類:サンセベリア、クラッスラ、アロエ、カランコエ、アガベ、ユーフォルビア、サボテン、セネシオ、など
主な原産地 南アフリカ、ナミビア、アラビア半島、カナリア諸島、マデイラ諸島など 気温が急上昇する夏場は休眠し、冬になるとぐんぐん成長します。 生育適温は約5〜20℃と夏型よりも低いのが特徴。 代表的な種類:アルギロデルマ、アエオニウム、リトープス、オトンナ、プレイオスピロス、コノフィツム、オントナ、ハマミズナ、フォーカリア、ラピダリアなど
あと、夏冬通じて大切なのは、場所と水やり です。 ● 育てる場所は? 夏型・冬型でも示した通りですが、総合的には直射日光が当たる場所は控えましょう。30〜50%の光を遮るのが理想です。
● 水やりの量
それ以外、育てるポイントなり注意点を以下に記しておきます。 ●根腐れを防ぐためにも「風通しが良い場所」が理想です。 ●日光により緑色から茶色へ葉が焼けている兆候があれば、スグに影に置くようにしましょう。葉焼けにとどまらず植物自体が枯れてしまうことがあります。 ●根腐れは多肉植物によくある症状ですが、それを見分けるポイントは「葉」にあります。葉が通常よりもブヨブヨしていたら要注意です。日頃から葉の様子にも注意をはらいましょう。万一、根腐れの場合は、腐っている根をカットして蔓延するのを防ぎ、新しい根に期待しましょう。 ●屋内が適度な光量とはいえエアコンの風が直接当たる場所に置かないでください。クーラーであれ、暖房であれ、直接あたることのダメージは大きなものがあります。避けて下さい。 ●植え替えは春か秋 多肉植物の成長期とばかりに夏場に植え替えをする人がいますが、夏場は総じて多肉植物に過酷な環境下です。春か秋に植え替えをするようにしましょう。 ●圧倒的に夏の日差しにも強い多肉植物としては以下です。アガペ・アロエ・カランコエ・アポニア・パキポディウム・アデニウムなどです。 ●増やし方は、 ・葉のみを土に埋め込む「葉挿し(はざし)」、 ・株を切って増やす「挿し木(さしき)」、 ・株を分けて増やす「株分け(かぶわけ)」、 の3つの手段があります。多肉植物の種類によって増やし方が異なりますが、比較的、増やしやすいのも多肉植物の特徴です。
以上、簡単ですが、ザックリと多肉植物を2種類に分けて説明しました。これで育て方の雰囲気だけでもつかめて頂けたかな?と思っています。 詳しくは、その植物ごとにネット検索などして、最適な育て方をしたいものですね。その特性を知ることで「親しみ、愛着」が生まれます。大切に育てたいものです。 冒頭にも記しましたが、最近ではブライダルはじめ、チョットしたプチギフトとして多肉植物が話題になっています。 プレゼントする側の手間を、優しさとして、植物が伝えてくれるに違いありません。 どうぞチャレンジしてみて下さい。 グラスルートでも多肉植物を扱っていますので、お気軽にお問合せ下さい。
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