最近うちのお店に1人の外国人男性がよく来店されます
多いときは週に2〜3回も........
御注文は決まって毎回
エクアドル産の
大輪の真っ赤なバラを
プレゼント用に1本、お買い上げになります。
先日のある日のこと
いつものように赤バラの御注文をされました。
ところが、あいにく、その日は国産の赤バラしか入荷がなく
「大変済みません今日は国産の赤バラしかありません」
とお伝えすると
しばらくお考えにになってから
「じゃあ、それでお願いします」
と、ラッピングを済ませて
「国産の赤バラですが綺麗なんですよ」
と言ってお渡しすると
満面の笑みと、たどたどしい日本語で
「ダ イ ジ ョ ウ ブ デ ス ヨ ォ 〜 今日は日本語で歌うから 〜 」
と言ってお帰りになりました。
ふと、「毎週、毎週 赤いバラ持って何の歌、唄ってるんやろ?」
と思いました。
そして、このお客様が帰ったあとに
知らされるのです。
「もし日本人なら、毎週の事でもあるし、
立派な造花を準備しとけば便利だ」
と考える人が多いんじゃないか? と
でも、
造花ではない、本物のバラの花にこだわり
時間をかけて、買いに来て下さる
こういったお客様の気持ちにこそ、
私たち花屋は支えられているんじゃないか?
と
「来週は必ずエクアドル産の赤バラ仕入れますね」
と密かに決意した次第です。
(8月22日 14:57 フェイスブック up分)