水は
雨となって降り注ぎ、大地に染み入り、
川となって流れ、海に注ぎ・・・、
蒸発して再び高きから低きへと流れ・・・
を繰り返しています。
水は、それぞれの大地に触れ、それぞれの岩盤に触れ、
草木を育み、
川に接し、大気に溶け込み・・・
と、まるで、それぞれの環境の全てを知っているかのようです。
こうして、私たちは、水によって育まれ命を継承してきたとも言えますし、
私たちが育った環境を象徴するものがその地域のお水といっても良いでしょう。
さて、結婚式で、古来より、
「水合わせの儀」として引き継がれてきた儀式は
まさに、環境の違うところで育った2人(新郎新婦)が、
それぞれの実家のお水を1つの杯に注ぎ合わせて飲む儀式で、
・家風・習慣をのり超えて環境の違いを理解・共有しあう
・互いの方向性を1つにする
という、とても深い意味があるのです。
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