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グラスルートからのトピックス

          ブーケ・セレモニー  (File No,1317)

 
   Bouquet ceremony
 

 
 

   ブーケセレモニーとは、

   (またはブーケブートニア交換の儀式ともいう)

   ブーケを用い、人前式などの挙式や

   結婚披露宴で、

      プローポーズを再現した演出です。

 

  ※ すでに、他項でも紹介しましたが、12本の薔薇を使った

    ものは、「ダズンロー」といわれます。

    ブーケセレモニーの関連項として併せてご覧下さい【ココ

 

   

 
 

Bouquet ceremony

      ブーケセレモニーの手順

現在では様々なアレンジがありますが、ブーケセレモニーの基本的なスタイルを紹介致します。
1、 新郎入場
まず新郎が先に入場します。
挙式の場合は参列者全員から一輪ずつ花を集め、
結婚披露宴の場合は前者と同じか、もしくは各テーブル代表の方から
あらかじめ用意しておいた小さな花束を受け取ります。
2、 ブーケ完成
新郎は、集めた花をリボンでまとめてひとつの花束(ブーケ)にします。
3、 新婦入場
ブーケが完成したところで新婦が入場。
4、 プレゼント
新郎は、完成したブーケにプロポーズなどの愛の言葉を添え、
新婦にプレゼントします。
5、 受け入れ
新婦は快諾の意味を込めて、ブーケから一輪抜き取り、
新郎の胸元に挿してそのプローポーズを受けます。

 

 

      ブーケセレモニーの由来

 


中世ヨーロッパを代表するモンサンミッシェル内の建物

 


この演出は、その昔、19世紀前半のヨーロッパで男性がプロポーズの方法として、野に咲く花を集め、花束(ブーケ)にして愛する女性に贈っていた伝説を再現したものです。
日本では江戸時代後期にあたります。
プロポーズの返事として女性は、YESであればその花束から一輪を抜き取り、男性の胸元のボタンホールに挿しました。
これがブートニアのはじまりです。
この伝説から、現在も新婦が持つブーケとお揃いの花をブートニアとして挿しています。
※シャッターチャンスが多く、ゲスト参加型の演出であることから、人気を集めている演出です。

 

 

     日本では


  

 

日本では、第二次大戦後の1960年代中頃から 、結婚式の洋式化に伴い、ブーケ・セレモニーが取り入れられるようになったと言われています。
※ 最近の特徴として、「ボールブーケ」 「てまりブーケ」 
といった、着物に合う和風ブーケにも、注目が集まってきているようです。

        いろいろな感想

最後にブーケセレモニーのお花について、体験者の話をいくつか紹介しますので参考にして下さい。

バラでしました。1人1本で60本(笑)。ブーケというより花束でしたね。でも会場が一体となってとってもよかったです。
注意点は花粉。衣装を汚さないようにね。
時間もなかったし1輪づつは大変なので出席者の代表の方にまとめたものを事前に渡しておきました。
花の選択は花言葉で調べてみてもいいと思いますよ。
新郎が花を集めている間って少し暇〜(笑)。
白ガーベラにしようと思ったけど、ガーベラは5本も集まればボリュームが出すぎてしまうため白バラにしました。
スプレーバラにしたので茎も細くゴワゴワしませんでした。
スタッフの方が事前に束ねたものなど準備してくれました。
参加者が多く時間も限られていたので女性参加者からだけブーケを受け取るようにしました。
集まった花はセレモニー後にフローリストの方がキチンとした記念ブーケに仕上げてくれました。
記念ブーケを押し花にしてフレームに入れる加工をしてもらいました。
など

以上、ブーケセレモニーの基本と由来ついて紹介しました。実際は式場のサポート体制なども様々で一様ではありません。よって式場スタッフの方の意見を伺いつつ企画する必要があります。
グラスルートでも専門のフローリストが花の内容など、ご相談に応じていますので、お気軽にお尋ね下さい。