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グラスルートからのトピックス

 

 ● なぜ 母の日にカーネーションなの?    (File No,1359)

 


母の日にカーネーションの由来
 

毎年5月の第2日曜日が

母の日」ですよね。

どうして いつから この日?

どうして、カーネーション?

そもそもカーネーションの花言葉って何?

今回は、そんな疑問についてふれたいと思います。

 

 その由来

20世紀初頭にアメリカに
アンナ・ジャーヴィス(Anna Jarvis)さん


画像はwikiより
という女性が住んでいました。

まずお話しはアンナさんのお母さんから・・・

彼女のお母さんは、医療や環境を良くしようと活動している女性でした。
アメリカ、南北戦争中のことです。
お母さんは南北の分け隔てなく、兵士たちを介抱し続け、
戦争後もその活動を続けて1905年5月9日に亡くなってしまいました。

そのお母さんを尊敬し愛していたアンナさんは
亡き母に教会の追悼式で白いカーネーションを捧げたのが始まり。

彼女は、母親のために

「母の日」という祝日をつくる運動

にも精力的に取り組み、

1914年に5月の第2日曜日を母の日にする

ということがアメリカで決まりました。
それが日本で入ったのは、1947年

つまり、母の日にカーネーションを贈るという習慣の発祥は
アンナさんが亡くなったお母さんに白いカーネーションを贈ったところからということなんです。

 

  では、なぜ、カーネーション?

となりますが
アメリカでは、原則、故人の好きだった花を贈ります。
アンナのお母さんが、カーネーションが好きだったのだと言われています。

そして、アンナさんによると
(ハフポストUS版の翻訳によると)
 

・亡くなった母親には、白いカーネーション
・生きている母親には、赤いカーネーション

 

ということです。

その発祥を知って、使い分けたいものですよね。

ですから、もし故人としてのお母様であれば

この「母の日」には ぜひ、白いカーネーションをお供えしてあげてください。

その気持ちは必ず通じるものと思います。

 

  カーネーションの花言葉

次に、カーネーションの意味を花言葉からも理解しておきたいものですよね。

カーネーションは、古代ギリシアの時代から栽培されていたと言われていますが、カーネーションの花言葉は

『無垢で深い愛』

アンナさんのお母様の献身的な社会活動の数々・・・・、

そして、そこに尊敬と愛情を注ぎ、さらに、育ててくれた母親への深い愛は、かげりなく無垢なものであったに違いありません。

それだけに「無垢で深い愛」の意味深さを噛みしめたいものです。


ところで、最近では、カーネーションのカラーバリエーションも豊富です。
それぞれの花言葉を以下に紹介しますね。

 

 赤の カーネーション

   『母への愛』

 

 ピンクの カーネーション

   『女性の愛』『熱愛』

 

 □ 白の カーネーション

   『純粋な愛』

 

 紫の カーネーション

   『誇り・気品』

 

 

最後に一つ注意したいのは、

  ■黄色いカーネーション

  

これには「軽蔑」という意味がありますから、黄色のカーネーションだけは避けたいものです。

 

以上、カーネーションの由来から花言葉まで紹介しましたが、年に一度くらい、お母様に感謝の気持ちを「カーネーション」という形で表現してみては、いかがでしょうか?

 


「花を添える」
という言葉があります。