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グラスルートからのトピックス

          花にまつわる イイ話し    (File No,1322)

 
   Impressive talk about a flower
 

 

 

  
何と言っても贈り物

の代表格はお花です。

それだけに

お花に関するエピソードは たくさん。

そこで、今回は(財)日本花普及センター

のご許可を得て、毎年募集している

「お花にまつわるちょっといい話」

の中から入選作品をいくつか紹介します。

   

 
 

    1本のバラから


失恋したばかりの私に1本のバラを持って、「付き合って下さい」という彼。
2回目のデートで2本。3回目のデートで3本。
間違う事なく逢った回数のバラを、手渡す彼。
思わず笑った。バラの数が増える毎にその香りに私の心は癒され
彼の思いがその花の数と重なる様に、伝わった。
私は彼を少しずつ愛するようになっていった。
そして彼との結婚式で丁度「100本のバラ」を受け取り式場中に
バラの香りと幸せが、溢れた。            山梨県 今井直子 さん
 

     無題(黄色いカーネーション)


息子からの初めての母の日のプレゼントは赤いカーネーションではなく、
黄色いバラの花だった。何気なく黄色いバラが好きだと言った私の言葉を
覚えていてくれたのだ。たった一輪の花が私を誰よりも幸せにしてくれた。
あれからもう30年近くがたち、息子はもう忘れているだろうと思っていた。
ところが、今年の私の還暦にと息子から大きな花束が届いた。
今度は数え切れない程の沢山の黄色いバラの花だった。
体調を崩し塞ぎがちだった私の心が久しぶりに華やいだ。幸せだと思った。

                               東京都 井上薫子 さん
 

      無題(ただいま)



 

「ただいまー」。夫が帰宅した。
「はい、これ」。手には小さな花束があった。
「どうしたの?」「いいから」これだけで私は分かった。今朝のけんかのこと、謝ってくれたんだ。
「ありがとう」と言って花束を受け取った時にはすでに許しちゃってた。
花って不思議ですごい。「ごめんね」も「ありがとう」も「おめでとう」もみんな伝えてくれる。
贈る人ももらう人もハッピーになる、粋な笑顔作戦だ。

東京都 嘉瀬かほる さん

      天国から届いた手紙


夫が亡くなり2週間。2人で祝うはずだった結婚記念日を私は独りで迎えた。
空っぽの椅子を前にグラスを2つ並べる私に、
宅配便の花束が届いたのは、その時。
差出人を見て、涙が溢れた。
配達日を指定して、こっそり準備していてくれたのだろう。
贈り主は夫だった。
込み上げる寂しさに、私は優しかった夫を少しだけ恨んだ。
天国から届いたのは、
青い小さな忘れな草の花束。英語名『Forget me not』・・・
私を忘れないで。                      宮城県 大久和子 さん
 

 

 


 


 

      ピンクのバラ大好き


 

 

 

22歳の誕生日の前日、21本のピンクのバラの花束が届きました。
「はい? 一日間違えた? 本数も間違えちゃいました?」
彼とは遠距離恋愛中で誕生日に会う予定もなし・・・・。
すると次の日、バラ1本持った彼
「誕生日おめでとう、これは自分で渡したかったんだ」
たぶん、私はこの日に結婚を決めたのだと思います。
                      
                     千葉県 斉藤ひろ子 さん
 

      無題(赤いバラ)

毎年、誕生日の時に父から送られて来る
年齢と同じ本数の赤い薔薇。
彼氏は代われど、親は代わらず。
親からの愛情は永久に不滅なんです。
いつでもわたしの心にみずみずしく咲く薔薇の花。
わたしがドライフラワーになる前には安心させるからねっ!

千葉県 新田さおり さん

※ 以上6作品は、(財)日本花普及センターのご許可を頂き、掲載させて頂きました。(許可年月日 2014.12.4)


 

 

 

以上、6つの作品を紹介しました。

「お花のチカラ」ってスゴイ、改めてそう感じます。

そして、私達フローリストは、その「お花」を仕事に出来る事を誇らしくも思っています。

それだけに、お客様の笑顔を大切にし、キチンと襟を正していきたい・・・とも、

お花に関するご相談はどうぞお気軽に お声かけ下さい。       グラスルート一同

 

 ◆◆◆  披露宴に使えるかも ◆◆◆

  パッヘルベル「カノン」
  イメージ →  穏やか・ 優しさ・優雅に 
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