婦人服の胴部、身ごろを意味するフランス語の
Corsage
が語源。コサージとも呼ばれます。
胸につけるものを「コサージュ」と呼び、肩につけるものは「ショルダー・コサージュ」と呼びます。
材質としては生花が基本ですが、今では、紙・布製の造花などもあります。
さらに、花だけでさみしい感じがする場合は、リボンやチュールを添えて華やかさ足したりします。
大胆な加工では、布を束ねて花に見立てたり、レザークラフト、または加工しやすい真鍮や木製で花の形に
整形して造作しているコサージュもあります。
最近では、美しい姿で長時間保存することが出来るように専用の溶液を用いて加工された花、
ブリザードフラワー(下
4)も多くなっています。
■様々な素材
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基本的には慶事の服装を引き立たせるために肩・胸部・腰部などの胴部、手首に着用します。
最近ではオシャレに足首に付ける方もいます。
近年は和装へのアレンジも盛んに取り入れられるようになり、
ちりめんの素材を利用して振袖などの和装の時に帯止めのように付けたり、
帯飾りコサージュとして使われることも多くなりました。
バックや帽子などの小物、さらにヘアーアクセサリーの髪留め、スカーフの留め具として使用する場合など、
服とのアレンジを考えながら、様々なシーン(下写真)で用いられています。
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コサージュをヘアアクセントとして
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コサージュは服装の色とのバランスが大切
黒+赤系
赤+黄系
グレー+赤系
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男性が礼服の上着に用いる花飾りはブートニエール
(Boutonnière)
、
日本ではブートニアと呼ばれています。
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コサージュを実際に作ってみたいという方、
生花はお花屋さんにお任せして
布や紙で創るコサージュに関心のある方、手軽なコサージュ作りから、本格的デコレタイプまで
書籍でチャレンジしてみては?
今回は選りすぐりの定評のある本を紹介します。表紙クリックでジャンプ!
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表 紙 |
内 容 |
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1 |
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布で簡単につくれる小技を66点紹介。
初心者にはベストか? |
ムック:
81ページ
出版社:
ブティック社;
改訂版
(2010/8/24)
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2 |
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本格的に手染めの解説本として定評の高い本で、大半がコテを使った作品。高度な作品が多い。本格的にチャレンジしてみたい方にはおすすめです。
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単行本:
111ページ
出版社:
文化出版局
(2007/05)
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3 |
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造花の花を解体・利用し、他の花と組み合わせ、新しい創作花に仕上げるという事で簡単に品位の高いコサージュを創り上げるという事でお手軽にチャレンジできるかと思います。 |
大型本:
79ページ
出版社:
河出書房新社
(2011/5/20)
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タイトル通り、折り紙です。解説が解りやすく、コサージュのみならず花束・カードなどいろいろな使い方が載っています。紙素材を工夫すれば、いろいろなディスプレイにも使用できるかも・・・花折り紙系ではこれ以上の本は出ていない様子です。 |
単行本(ソフトカバー):
95ページ
出版社:
PHP研究所
(2006/9/16)
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4 |
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コサージュとしての解説は一部ですが、花をかぎ針編みする本としては評価の高い本です。
これを習得すれば様々なパターンに対応できそうです。 |
大型本:
80ページ
出版社:
朝日新聞出版
(2011/6/30)
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当店で
は、本格的生花のコサージュを軸に、オーダーメイドで対応しています。
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記載)、ご相談下さい。 |